自然と共生する。遊び場の掟(ルール)

海、川、池。釣り場は、すべての人に開かれた自由な遊び場。

しかし、そこには釣りを楽しむ上で守るべき掟(ルール)が存在します。掟(ルール)を知らないと、無意識のうちに釣り人や、自然にも、迷惑をかけることになります。

遊び場を守るための掟を知り、これからも誰もが楽しめる最高の釣り場を。



大自然で遊ぶすべての人に知って欲しいこと。

 

そのままにしがちな、"餌"。

サビキ釣りで使うアミエビなどのエサは、こぼれて地面に落ちてしまいがちです。放置してしまうと、悪臭などの原因となり、近隣の方の迷惑にもなります。水汲みバケツで綺麗に洗い流してから帰りましょう。

またイカを釣った際に飛び散りやすいイカ墨なども、同様に洗い流しましょう。ブラシなども用意しておくと後片付けがスムーズに進みます。

 

実は大敵、その"光"。

夜釣りをする場合に注意したいのが、ヘッドライトです。ヘッドライトで海面を照らすと、魚がビックリして逃げてしまうケースが多いと言われています。

そのため、釣り場の様子が気になっても、直接海面を照らすのはやめましょう。また、魚だけでなく、他の釣り人も眩しいと感じて不快に感じてしまうことも。

ヘッドライトを使う場合は、移動時の足元、仕掛けを作る時の手元のみを照らし、常に点灯した状態は避けるべきです。

 

 

 

駐車スペースにも気をつけて。

駐車スペースがないにも関わらず、無理に路上駐車などして釣りをするのはやめましょう。

路上駐車の車が多くあるからといって、停めていいわけではありません。混雑していない釣り場に行くか、正しい駐車スペースに停めてから釣り場に移動しましょう。



夢中になるその前に。

他の釣り人がいる場合は、仕掛けが絡まってしまうことを防ぐために、仕掛けを斜めに投げないようにしましょう。ウキ釣りなども、風や潮によって仕掛けが流されやすいので、しっかり管理することが大切です。

また、仕掛けやルアーを投げる前は、必ず後方を確認してから投げましょう。

確認を怠ると、後ろを歩いている人に針が刺さるなど、思わぬ事故に繋がる場合も。逆に自身が釣り人の後ろを通る時も、同様に注意すると良いです。

通ることを相手に伝えるなどして、トラブルを避けるようしましょう。



遊びの基本も忘れずに。

スペースがないのに、無理に割り込んで釣りをするのはマナー違反です。他の釣り人だけでなく、自分自身も釣りがしにくくなります。やむを得ず人の近くで釣りをする場合は、「隣良いですか?」などと軽く一声かけておきましょう。

一言があるだけでも、釣り人への印象は随分変わります。また、この挨拶から有意義な情報交換に繋がるケースもよくあります。

そして声。釣り場の近くでは、騒がないようにしましょう。近隣の方にとっては、夜間や早朝に車のドアの開け閉めが頻繁にされるだけでも十分迷惑です。

また大きな声を出す、大音量で音楽を再生するなどももちろんNGです。




これからの遊び場を守るために。

食べない魚や小さな魚は、できるだけ逃がすようにしましょう。魚の種類によっては、繁殖能力が高くないものもいるため、たくさん釣り上げてしまうと釣り場にいる魚がどんどん減ってしまうことも。

魚の個体数を維持して、持続的に楽しめる釣り場にするために意識してください。

釣りは、近年のアウトドアブームによって、注目を浴びているアクティビティのひとつ。そのため最近は初心者の方も多く、マナーの面が問題視されるケースも増加しています。

特に釣り場のゴミ問題や駐車場問題など、近隣の方の目に余る事態に陥ってることもあり、釣り場が次々と閉鎖されるケースも増えています。

1人ひとりがマナーを守らないと、今後釣り場がどんどん閉鎖され、釣りが出来る場所がなくなる恐れもあります。

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