
クラフツマンシップの集大成。
英語で「工芸」「職人技」を意味する”クラフト”を冠につけたクラフトビール(地ビール)とは、小規模な醸造所でつくられる伝統的なビールのことを指します。
コンビニなどで全国販売されている大手メーカーのビールとは異なり、1回の仕込み単位が20キロリットル以内で仕込んでいるという明確な基準があります。また独立した生産工場において伝統的な醸造方法であったり、地域の特産品などを原料にするなど個性のある商品であることも特徴のひとつです。
知られざる、クラフトビールの原料。
ビールには、”麦芽(モルト)”と呼ばれる原料が使用されています。小麦ではなく大麦が使用されることが多く、大麦に水を加えて少しだけ発芽させてから乾燥させることで発芽を止めたものを麦芽といいます。また、このとき乾燥させるための熱の加え方によって色や風味が変わるため、ここでビールの個性がでます。低温で焙燥されたモルトは色の薄い淡い風味のビールとなり、高温で焙燥されたモルトは色の濃い香ばしい香りのビールとなります。
ARAKA OUTDOOR BEER -PALEALE-に使用される麦芽はクラフトビールの本場、ドイツから仕入れた4種類の麦芽を調合しています。ARAKA OUTDOOR BEER -HERBS-に使用されている麦芽は佐賀県で生産している麦芽を使用しています。
すべてはここから。麦芽の粉砕。
はじめに、この麦芽を効率良く糖化(デンプンを糖に分解する)を行うために、粉砕機にかけて粉砕します。
粉砕したモルトを銅製の大きな窯に入れて約65度のお湯と混ぜ、麦汁をつくります。酵素の働きで、麦芽に含まれるデンプンが糖へと、タンパク質がアミノ酸へと分解されます。
煮沸/ろ過。職人技光る大切な旅路。
次に、麦汁をろ過して、ホップを加えて煮沸します。ホップとは、ビールに特有の苦みを生み出すだけではなく、香り付けの役割もあります。さらに雑菌の繁殖を抑える効果もあり、種類や量、投入タイミングによりビールの味が変わるため、職人技が光る大切なポイントです。
余談ですが、この濾過の工程で一番初めに流れる麦汁だけを使った商品が有名な「キリン一番搾り」です。
温度、時間をかけて、じっくりと。
続いては、固形物や凝集物を取り除いた麦汁を冷却します。ARAKA OUTDOOR BEER -PALEALE-(エールビール)の場合は約25℃、ARAKA OUTDOOR BEER -HERBS-(ラガービール)の場合は約15℃で行われます。ここで麦汁の中に酵母を入れると発酵が始まります。これによりビールのアルコールと炭酸ガスが生まれます。
上面発酵(エールビール)の場合は25日、下面発酵(ラガービール)の場合は35日程度発酵させます。その後、フィルターを通してさらに濾過してから別のタンクに移し、冷蔵庫で冷却されます。この期間にビールはゆっくり熟成し、調和のとれたビールの味と香りが生まれます。
クラフツマンシップは、あなたの元へ。
最後に瓶詰め工程を経て、ARAKAのラベルシールが貼られます。長い長い旅路の末、完成したARAKA OUTDOOR BEERは、冷蔵便に揺られてあなたの元に届きます。
職人ひとりひとりの”想い”(クラフツマンシップ)が込められたクラフトビールは、大自然でのアウトドアライフをさらに盛り上げるだけでなく、仕事や生活での毎日にほっと一息つける格別な夜を届けます。
コメント
楽しみにしてました。
出来たんですね❗️
待ってました😊